マニュアル
このプラグインはWP Go2 Twitter(ワードプレス・ゴー・トゥ・ツイッター)と呼びます。
WP Go2 Twitterは阿修羅ワークス代表長岡が開発したオリジナルのワードプレス向けプラグインです。
WP Go2 TwitterはTwitter APIキーが必要です。
また、Twitterアカウントが予め必要となります。ご用意下さい。Twitterアカウントの取得方法については省略させて頂きます。
Twitter APIは2019年8月以降ルールが変更されました。
基本的にはTwitter APIキーを取得するには利用申請手続きが必要となり、審査に合格しないとAPIキーが使えなくなっています。
※2019年8月以前に取得したTwitter APIキーについては一部、利用申請をしなくても良いようです。
Twitter API利用申請には注意点があります。
基本的にすべて英語でのやりとりとなります。ですが、翻訳ツールで翻訳すれば大丈夫です。
Twitter API利用申請は機械的ではなく有人目視で審査が行われます。
そのため、担当者によって承認のハードルが変わることがあります。
また、場合によってはいくつかメール(英語)で質問が来る場合があります。
その場合はメールに返信をする必要があります。
他に注意することは、Twitterではアカウントを10件ほど持てると公式でも謳われていますが、実際にはTwitter APIキーを取得できる件数に限りがあるようです。運にもよりますが、5件以上申請すると却下される可能性が高くなります。
Twitter API利用申請で落ちる理由ですが、必須項目がきちんと記入できていない。
審査担当者から届いたメールに返信をしていない、といった単純なものは再審査を申し込めば合格する可能性があります。
しかし、過去にアカウントの凍結ペナルティを繰り返している場合は、ブラックリストに載って申請が下りない場合もあります。
その際は、新しく携帯電話の番号を用意して、まっさらな状態で審査を申し込むしかないようです。
※携帯電話も新しく用意して、昔のアカウントにはログインしてはいけません。紐付けられてしまいます。
Twitter API利用申請の審査はちょくちょく内容が変わるので、こうすれば必ず合格できるといった攻略法は残念ながらありません。
そこで、一番いいのは最新の合格方法を試してみることです。 最新のTwitter API利用申請の合格方法は、ネット検索で1年以内に期間を絞り込むことで得られます。
4つのAPIキーを取得したら、WP Go2 Twitterの設定画面を開きます。
[ ツイッター設定 ] というタブを開きます。
ツイッターアカウントは5つまで設定できますが、最初のアカウントであれば [ ツイッターアカウント1 ] のタブを開きます。
4つのAPIキーをそれぞれ以下の項目に入力します。
Consumer Key | → | コンシューマキー |
Consumer Secret | → | コンシューマシークレット |
Access Token | → | アクセストークン |
Access Token Secret | → | アクセストークンシークレット |
最後に自分のツイッターIDを入力します。
自分のツイッターID
[ 変更を保存 ] ボタンをクリックして保存します。
これでTwitterの設定は終わります。
WP Go2 Twitterではツイートする様々な条件を選べます。
[ ツイート設定 ] というタブを開きます。
ツイート設定では投稿された記事を自動ツイートするための設定をします。
一度ツイートされた記事は過去ツイートを有効にしない限り、二度とツイートされることはありません。
「投稿をツイートするかどうか」を「しない」にすると自動ツイートは停止中となります。
「記事公開時にその記事をツイートするかどうか」を「する」にすると投稿と同時にツイートされます。
「しない」にした場合はスケジュール設定に応じて順次ツイートされます。
ダイレクト広告は [ 広告設定 ] とは別に全てのツイートに対して広告を追加するための機能です。
個別に広告を設定したい場合は未入力にして [ 広告設定 ] にて設定して下さい。
ダイレクト広告を有効にするには「環境設定」の「記事公開時に広告を挿入するか」を「する」にする必要があります。
ツイートのテンプレートはツイートされる内容のフォーマットです。プレースホルダを編集することで自由に投稿フォーマットを作ることが出来ます。
プレースホルダは以下のように変換されます。
記事タイトルに変換されます | |
記事本文に変換されます | |
ユーザー名に変換されます | |
記事へのURLに変換されます |
過去ツイート設定は「ツイート設定」とほぼ同じです。一度ツイートした投稿を再びツイートするための設定です。
「過去投稿をツイートするかどうか」を「しない」にすると自動過去ツイートは停止中となります。
ロングツイート設定はTwitterの140文字を超える投稿を分割して投稿する設定です。
「ロングツイート機能」を「有効」にすると140文字を超える投稿は分割されてツイートされるようになります。
ステータス変更設定はJetpackのTwitter連携を想定した機能です。
例えば下書き状態の記事を公開ステータスへと自動的に変更することができます。
詳しくは「自動記事ステータス変更機能」の項を御覧ください。
画像投稿設定は記事のアイキャッチ画像をTwitterに投稿するための設定です。
注意点としてTwitterのメディア容量は決まっています。画像をたくさん投稿して容量を超えると、それ以上はアップロードできなくなりエラーとなります。
「画像をアップロードするかどうか」を「する」にするとアイキャッチ画像をツイートと一緒にアップロードできます。
最近のテーマではTwitterカードと連携する機能があるので、画像をアップロードしなくても投稿記事にアイキャッチを設定しておくだけで自動的にTwitter側で画像をダウンロードして表示してくれるため、この機能は不要です。通常は「しない」にしておいてください。
広告設定は広告をツイートするための設定です。広告件数は任意に増やすことができます。
「用意する広告の数」は作りたい広告の数を入力します。保存後画面をリロードして下さい。
「2」と入力すると広告枠は2件に増えます。
広告設定2は「広告設定」で作った広告をどのくらいの頻度で広告するかを設定できます。
広告設定を有効にするには「広告設定2」の「広告ツイート機能を使うか」を「使う」にする必要があります。
「一回のツイートにランダムに表示する広告の件数」は「広告設定」で含める広告の数を指定します。広告が配信停止中のものは含まれません。
例えば、広告設定で「用意する広告の数」が「5」であるならば「5」と入力すれば5件全てを広告として使うことになります。
「ツイートに広告を表示する確率」はツイートに広告が表示される確率です。
2回のツイートごとに1回の広告であれば「2」と入力します。
10回のツイートごとに1回の広告であれば「10」と入力して下さい。
0にした場合は100%の確率となります
短縮URL設定は記事へのURLを外部短縮URLサービスを使って短縮する設定です。
利用するには各サービスのAPIキーの取得が必要となります。
「短縮URLを使うか」は「使わない」にすると短縮は行われません。
Googleの短縮URLサービスGoogle Shortenerは2019年3月に終了し現在新規受付はやっていません。
巡回設定はツイート設定と過去ツイート設定の自動スケジュール間隔が設定できます。
「ツイート設定」で「記事公開時にその記事をツイートするかどうか」が有効な場合は「自動ツイートのスケジュール間隔」は適用されません。
環境設定では様々な動作環境を設定できます。
「ツイート前に既に投稿された同一記事を検索し削除してからツイートするか」を「する」にすると投稿前に類似のツイートを検索し、あれば削除してからツイートします。
同一・類似ツイートをしたくない場合に使用します。
「広告ツイート機能を使うか」を「使う」にすると「広告設定」で設定した広告が有効になります。
「記事公開時に広告を挿入するか」を「する」にすると「ツイート設定」の「ダイレクト広告」で設定した広告が有効になります。
Twitter APIにはTwitter API レートリミットと呼ばれる制限があります。
制限を超えると一時的にその機能が使用できなくなります。時間が経つと回復します。
Twitter APIキーを複数のサイトで使い回している場合は、レートリミットは単純にその件数で割り算され、1サイトあたりのレートは低くなります。
ツイートすること自体の制限はありませんが、1日にツイートできる上限は2400件までとなっています。
検索は15分間に180回までとなっています。15分経過すると180回検索できるようになります。
フォローは15分間に15人までとなっています。15分経過すると15人フォローできるようになります。
レートリミット制限に頻繁に引っかかる場合は頻度を減らすか、複数のサイトで使い回しているAPIキーを減らすなど工夫して下さい。
うまく動かない場合はTwitter APIキーが有効かどうかチェックしてましょう。
[ 設定 ] → [ API認証チェック ] をクリックします。
Twitter APIキーが有効かどうかをチェックします。取得したTwitter APIキー(Twitter Developerの開発者申請をして承認済みであること)を正しく入力して下さい。
Twitter APIキーはこちらから確認ができます。
入力するキーは4種類です。
・Consumer API key
・Consumer API secret key
・Access token
・Access token secret
最後に [ チェックする ] ボタンを押します。
以下のような画面が表示され「認証結果」が「APIキーは有効です」と表示されれば正常です。
画面下には自分のアカウントのホームタイムラインが表示れます。
次に以下のようにエラーとなってしまった場合です。
エラーコードが「32」でエラーメッセージが 「Could not authenticate you.」と表示される場合は単純にTwitter APIキーの入力が間違っているか、APIキーがまだ承認されていないといった可能性があります。
もう一度Twitter APIキーが正しく入力されているか確認して下さい。
その他のエラー内容についてはこちらから確認できます。
ネットでエラーメッセージで検索すると原因が判明する場合もあります。 例えば「Twitter "Could not authenticate you."」のように検索します。
バージョン1.3.0から自動記事ステータス変更機能が追加されました。
この機能はTwitter APIの審査がクリアできない場合に、代替的にWordPress公式プラグインであるJetpackのアプリ認証機能によるツイートを試みるためのサポート機能です。
※Twitter APIキーが取得できている方には「自動記事ステータス変更機能」は不要です。
JetpackはTwitterと連携してTwitter APIキー不要でツイートができるほぼ唯一のプラグインです。
ただし、問題点があります。
Jetpackは単純に記事が公開されたタイミングでツイートしてしまうため、仮に連続して自動投稿させるとシャドウバンに引っかかる可能性が出てきます。
Twitterのバン(アカウント停止)は古くから知られていますが、その中でもバンされているのかされていないのか気が付きにくいものがあります。それが「シャドウバン」です。
シャドウバンされるとどうなるのかというと、ツイートが検索にヒットしなくなります。
よってツイートはできるけれど見てくれる人がほぼいない状態になりアクセスは激減します。
シャドウバンの状態は気が付きにくいのです。
Twitter APIの凍結でもなく、メッセージが来るわけでもなく、普通にツイートができるしフォロー・リムーブもできるからです。
どのような状態で発動するのかはTwitterが公式に発表していませんが、一般的には
などです。
TwitterとFacebookでは炎上に繋がるようなネットの不適切発言に神経を尖らせています。
公式は認めてはいませんが、特にコロナ関連のツイートでかつ真偽不明の情報については厳しい措置が取られていると噂されています。
また、上記にあてはまってもシャドウバンになる場合とならない場合とがあります。
しかし、一度なると紐付けられている複数のアカウントが一斉にシャドウバンされます。
とはいえ、シャドウバン自体はすぐに回復します。
一般的には48時間程度一切なにもしなければ元の状態に復帰します。
シャドウバンになっているかチェックする方法を紹介します。
こちらのshadowban.euというサイトでチェックする方法と手動でチェックする方法があります。
「shadowban.eu」はよく落ちるので使えない場合は手動でチェックしましょう。
一旦Twitterからログアウトします。
以下のURLを作ってアクセスすればOKです。(ユーザーアカウント)の部分を自分のアカウントに置き換えて下さい。
シャドウバンされていると検索結果にツイートが表示されないことで判定できます。
例としてホリエモンのアカウント(takapon_jp)がバンされていないかを調べたいなら以下のようにします。
シャドウバンはURL付きでツイートしていると、いつかはなると言っても過言ではありません。
ただ、直し方が「なにもしない」なので「Jetpack」のような記事の公開とともにツイートをする、という機能しかないといつまで経ってもシャドウバンは解除されないのです。
最初はTwitterからアクセスがあったけれど、最近は全然ないという方はまずシャドウバンになっていないかをチェックしましょう。
シャドウバンから回復したとしても、また連続してURL付きツイートを始めるとすぐにバンされる可能性があります。
これは常習犯に課せられる措置のようです。まったくその後お咎めのない場合もあります。
では、シャドウバンにならない頻度はどの程度なのでしょうか?
私が調べたところ、「10分ごとに10ツイートはセーフ」ということです。
しかし、「5分間隔で1ツイートはアウト」だったりします。
おそらくアルゴリズムが短時間の連続ツイートに反応しているようなので、たった1ツイートでも5分間隔はアウトのようです。
一方で、10分ごとに10ツイートをまとめてツイートする、というのはセーフのようです(2020年10月現在)。
これは長文を分割してツイートする人がいるためだと思われます。
なので、シャドウバンから回復したらしばらくは「10分ごとに10ツイート」程度にしておけば大丈夫だということです。
ここでTwitter APIキーが取得できない人は、Jetpackを使うしかないのですが、Jetpackは前述したように10分ごとにツイートする、といった機能はありません。
そこで、WP Go2 Twitterのバージョン1.3.0からは、自動記事ステータス変更機能が追加されました。
使い方としては、連携する自動投稿系のプラグインで投稿ステータスを一旦下書きにしておきます。
Jetpackは公開状態になると自動ツイートするので、記事ステータスを公開以外にしておけば大丈夫です。
次にWP Go2 Twitter側で一定間隔で下書き状態の記事を自動的に公開状態へと変更します。
こうすることで、Jetpackを使用していても一定間隔ごとに一定件数を公開に変更し、自動ツイートできるようになります。
※Jetpackは一度公開されてツイートすると、下書きにして再度公開に変更しても二度とツイートはされないようになっています。
自動記事ステータス変更機能は初期設定に無効になっています。
有効化するには
[ 設定 ] → [ ステータス変更設定 ] を開きます。
「1. ステータスを変更するかどうか」を「する」に変更して保存します。
次に
[ 設定 ] → [ 巡回設定 ] を開きます。
「3. 自動記事ステータス変更のスケジュール間隔」を適切な間隔に変更して保存します。
初期設定では余裕を持って30分間隔となっています。
基本的にはこれで自動的に記事ステータスは定期的に実行されます。